注文住宅を建てるなら知っておきたい耐震基準
姫路市を含めて日本で家を建てたいと考えたときに、選択肢としては建売住宅と注文住宅がありますが、どちらにしても家を建てるということに対しての最低限の知識は有している必要があります。その知識として有しておかなければならないのが耐震基準と呼ばれるもので、地震に襲われたときに安全を確保できるか重要なポイントです。
家を建てる場所としてみる姫路市
姫路市は兵庫県の西部にある都市で、全国的に国宝姫路城でも有名な場所です。人口は兵庫県の県庁が置かれている神戸市に並んで2番目の大きさで、約53万人が住んでいます。姫路市の住む場所の特徴としては、年間を通じて安定的な瀬戸内海気候に属するため、冬は基本的には晴天の日が多く比較的温暖な気候です。対して夏は瀬戸内海気候の特徴には、太平洋高気圧に覆われ風が発生しない凪によって高温になりやすい傾向にあります。降水量は年平均1,199mmと日本国内では比較的少なめで降雨が少ない地域です。
一方で災害面では台風が直撃するような場所ではなく、また太平洋から離れているためそれほど頻繁に通過するということはありません。雪は気候が温暖で、また日本海から吹き込む雪雲は日本海側で降ってしまうため、それほど多く降りませんが、寒気に覆われているタイミングで太平洋の南側を進む南岸低気圧が通過した場合には積雪する場合があります。
瀬戸内海に面しているとはいえ太平洋と日本海から離れた場所にあるため気候的には安定しており、また産業も活発で兵庫県南西部の主要都市として機能しています。交通の便では中国自動車道などの高速道路がありますし、新幹線も停車しますから東西への行きは非常に便利ですから、そこで暮らし家を建てる都市として見てみても、姫路市は適している場所です。
建売住宅と注文住宅の相違点はなにか
建売住宅とは工務店などのハウスメーカーが設計を行って、それをそのまま売るという形のものです。既に完成しているものを指しますし、これから分譲し建て始めるものも含まれます。一方で注文住宅は依頼者の注文を受けて、設計を行い家を建てるというものです。
家を手に入れるということはどちらも違いはありませんが、建売住宅の場合にはハウスメーカーが大量に発注しまた効率的に工事を行うことができるぶんだけコストを下げることができ、そのぶん安くなる傾向にあります。対して注文住宅というのは、一から作り上げることになるため割高になってしまいますし、また費用面で見てもピンキリで上を見れば小さな家でも良い設備を導入するなどして高額になってしまうものです。
単純に家を手に入れたいと考えれば、間取りなどの自由はありませんが建売住宅の方がリスクが少なく購入することができるのに対して、注文住宅の場合には間取りの設計から建材の選び方まで全てを一からやらなければならず、それだけ注文を受ける業者の質に左右されてきます。
もちろん多くの業者は真摯に家造りに取り組んでくれますが、依頼する側にも一定の知識を有していることが考え方の違いの相違を生まれさせないためにも重要なポイントとなってくるものです。 姫路市には、多くのハウスメーカーが存在しその選択肢も豊富で注文住宅に長けた業者も多くあります。
家を建てるときに重要な耐震基準
耐震基準というのは建築基準法によって定められているもので、建物に対して一定の強度を求めることで地震などが来た場合に家が倒壊しないようにするための一つの基準です。この耐震基準を満たしていない建物は建築確認がおりませんから、基本的には業者に依頼した場合には自然と満たしているものです。
ただあくまでも建築確認というのは書類上のものであり、実際にその耐震性が担保されるものではありませんから、建築を行う業者の技術力が大きく影響してきます。特に間取りなどで部屋を大きく取りたいといった場合にはそれだけ柱の間隔が広くなるため、様々な工夫が必要となってくるものです。
また姫路市の場合には日照時間が長く降雨量もそれほど多くありませんから、太陽光発電を導入するのに向いている地域になります。この太陽光発電は家庭用の場合には屋根の上に設置することになり、このときに新築の段階から屋根の上に装置を載せるということを含めて設計することで、屋根にかかる負担によって失われる耐震性を考慮することが可能です。
また耐震基準を満たしていることは当たり前ですが、その他にも断熱性を高めたり防音性を高めるといった点も考慮して家を建てることが、失敗しない注文住宅では欠かせないポイントになってきます。 しかし予算には限りがあるので、一定の条件を満たしつつ予算に合った家づくりをサポートしてくれる業者を選ぶことが重要です。
姫路市は人口も多く気候も良い地域で、産業も活発ですから住む場所としても適しています。住宅需要も多く注文住宅で家を建てる人も多くいるため業者も多数あり選択肢が豊富ですが、耐震基準を含めて理想の家づくりをサポートしてくれる業者を選ぶことが重要です。