注文住宅の建築でよくあるトラブル例
兵庫県の姫路市で注文住宅を建築しようと考えている場合は、事前に予想できるトラブルを知っておいた方がよいでしょう。予想できるトラブルならば、ある程度準備をして建築をスタートすることも可能です。では、一体どのようなトラブルが考えられるのでしょうか。姫路市で注文住宅を建築する前に起こりうるトラブル事例をいくつか見ておきます。
土地自体に問題がある場合がある
姫路市で注文住宅を建築する場合、かねてより土地を所有していた場合は別ですが新たに土地を購入する場合にはその土地自体に問題があることも考えられます。よくある例の1つは、地盤が充分でないことです。最近は日本全国で大きな地震が発生しており、具体的にどの地域に大きな地震が発生するかを予想することが難しくなっています。
つまり、どこに住んでいても大きな地震が発生する可能性はあるわけです。地震予知も完璧なものはなく、ある地域で30年以内に地震が来る可能性は70%といわれていても、30年以内に別の地域に大きな揺れが発生することもあり得えます。それが姫路市になる可能性もあるでしょう。地震が起こった場合に、地盤が緩んでいるとすればその上に注文住宅を建築しても建物が倒壊する可能性が高くなるでしょう。そこで、まず地盤を確認しておきたいところです。
建物の耐震性を高めることも重要ですが、それ以前に地盤が軟弱な状態だといくら耐震性を強化した建物を建築してもあまり意味がありません。そこで重要になるのは、地盤強化した上で建物を建築することです。地盤強化の方法の1つは、土地に金属製やコンクリートの杭を打ち込むことです。杭を打ち込むことで、弱い地盤も強化されて大きな地震が発生した場合でも、建物の倒壊を防ぐことが可能です。ただし、200万円程度の費用はかかってしまいます。
建築業者が途中で倒産してしまう
姫路市の注文住宅業者にもさまざまなものがありますが、業者を事前によく調べて安心できるところを選ぶ必要があります。なぜ業者選びが重要かというと、まず業者自体の腕前により建物の完成度がずいぶんと変わってしまう可能性があるからです。腕のよい所にお願いすれば、20年から30年間は大きな問題もなく住み続けることができるかもしれません。
一方で腕の悪いところに依頼すると、完成から10年も経過しないうちにさまざまな面で問題が生じる可能性もあります。このように考えれば、事前に業者の情報を得ておく事は重要になります。それ以上に重要なのは、業者の経営状態を調べることです。業者の経営状態が良ければ完成するまで面倒を見てくれるだけでなく、完成後も充分なフォローしてくれるでしょう。10年だけでなく20年経過した後でも満足なフォローをしてくれる可能性があります。
しかし経営状態が悪い場合には、完成後にフォローをしてもらおうとしても会社がなくなっていることもあるでしょう。それならばまだよいですが、完成する前に会社が倒産してしまい建物の建築が中途半端になることも考えられます。とくに2020年からはコロナウイルスの影響によりさまざまな業界が不景気になっています。当然建築業界も無傷では済まされないでしょう。途中で倒産してしまうトラブルが発生した場合、事前に保証してくれる契約を結んでおけば、お金が戻ってくる可能性もあります。
当初の予想より建物の完成が遅い
姫路市で注文住宅を建築する時には、完成前と完成後のイメージが異なることもあります。たとえば、あまり空間のことを意識しておらずに天井を低くしてみたところ住みにくいケースもあるでしょう。天井が10センチ低いと、写真などで見てもほとんど違いはわかりませんが、実際に部屋の中に入ってみると圧迫感があることに気がつくはずです。
これを防ぐためには、事前にモデルハウス等があればモデルハウスに訪れてみましょう。ホームページの画像やパンフレットの写真だけではわからない情報がモデルハウスに存在しています。それ以外のトラブルとしては、期限よりも完成が遅くなってしまうことがあります。たとえば、建築がスタートしたのは1月中旬で完成するのは5月中旬といわれていた場合でも、6月中旬に完成することもあるでしょう。この時どのような問題が発生するかといえば、建物が完成するまで賃貸住宅を借りていた場合です。
5月中旬に完成すると聞いていたため、賃貸物件を5月末までの契約にしていた場合、賃貸契約を1ヵ月伸ばすか、賃貸契約を伸ばすことができない場合は別の物件を探さなければいけません。このような場合、業者がどこまで保証してくれるかも事前に確認をしておきたいところです。もし保証してくれない場合は、あらかじめ1ヵ月程度は余裕を持って賃貸物件を借りておくのがおすすめです。
兵庫県の姫路市で注文住宅を建築するなら、事前に起こりうるトラブルは予想しておくべきです。たとえば、建物を建築する予定の土地の地盤を調べてみたところ軟弱だった場合などが考えられます。また業者が途中で倒産することや、予想していた住み心地と違う場合もあり得るでしょう。